アップルのしている悪事ー租税回避・独占・ブラック労働
年間売上高20兆。押しも押されぬ大企業のアップルですが、色々とグレーなこともやってます。今回はそんなアップルのやっている悪事についてをまとめました。
租税回避。税逃れで税金の支払いを回避
アイルランドに税逃れをしている。アップルの年間の営業利益が6兆円だから、税率35%で2兆円くらい、日本で言ったら消費税1パーセントぐらいの額を支払っていない。
法人税に関しては、基本的にはその国で得た利益については、一部をその国に税として納めるという仕組みになっているはず。つまり、日本を含めた世界中の国が、アップルから税金を受け取り損ねている。例えば日本で言ったら2000億くらい、アップルに課税し損ねていると言われている。
独占。独占的な地位を利用した価格の吊り上げ
iPhone 8は1000ドル(約11万円)以上?コスト増もあるが、スマホとしては異常に高い。iPhoneは価格というより利益率が高くて、4、50%?あるいはそれ以上。日本の電化製品など20%ほどなのでかなり高いほうだ。
消費者としてはもちろん安いほうがいい。ただ以前のように数万円までならまだ良かったが、10万円を超えてくると話は違ってくる。今回のiPhone 8については高いとおもう人がほとんど。そして32bit版のiPhone 5以下はアップデートすらできない…。
下請け企業への値下げの強要
日本にもアップルに部品を供給している事業者は多いが、度重なる値下げ圧力にあっている。もちろんアップル本体のように高い利益率は享受していない。かなり利益は薄いとおもうがそれでもAppleに卸すしかない…。
通信キャリアへの販売ノルマの押し付け
販売ライセンスの付与の見返りに通信キャリアに対してスマホ販売数の4割などの販売ノルマを課している。
模倣。サムスンやスタートアップ企業の製品を模倣
以前はサムスンを始めとするスマホメーカーに対して、デザインを模倣しているということで頻繁に訴訟を起こしていたが、最近ではアップルのほうがパクっている。
高圧的なレビュー。一方的なリジェクト基準の押し付けやアプリの削除
頻繁にリジェクト基準を追加してはアプリ開発者に押し付けてくる。例えばアプリ名に無料と入れてはいけない、など。場合によってはアプリを強制的に削除したりもする。レビューに時間がかかる。それもどれくらいかかるかわからない。一ヶ月くらい待たされることもしばしば。これはもうほんとに、レビュアーの胸先三寸により決まる。レビュアーが気に入らなければ、絶対にレビューを通さないということもできるし、アプリを削除することもできる。アプリのレビューだけじゃなくてこういう嫌がらせをする体質なんだろう、全体的に。スティーブ・ジョブズも気に入らないというだけでいきなり社員をクビにしたりしていた。そういう文化。
ブラック労働
従業員にもブラックと評判で辞める人も多いらしい。
ガラケー潰し
最近熱心にやっているのは日本のガラケー潰し。ひたすらガラケーを捨ててiPhoneにしようというCMを流してる。…まあむしろそういう人にはAndroid端末をMVNOで運用することをオススメする(金持ちはそうしている)。
まとめ
要するに、独占的地位を利用してコストを安く抑えつつ、マーケティングで高級感を持たせて利用者には高く買わせて、税金はほとんど、支払わない。こうしたチートのようなことをして莫大な利益を上げつつ、なんかヘンテコな、宇宙船型の本社を建てているのが今のアップル。App Storeで言えば、儲かってるアプリ開発者もいるが、それ以上に頑張っているのに儲かっていないアプリ開発者が多く、さらにアプリによってコンテンツの無料化が進むことによって、全般的なコンテンツ価格の低廉化にも一役買っている。優秀なハードウェアメーカーではあるけれども独占企業としての傲慢な企業体質があり、大勢の犠牲者がいることも間違いないだろう。